離島.com 離島旅行記1「粟国・渡名喜・久米編」
ハプニング続出、初の沖縄本島離島の旅
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2002年10月18日(金)
「2年ちょっとの間、ご苦労様でした。」
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起きたら7時半。ぐっすり寝ることができました。もちろん・・・朝日には間に合いませんでした。せっかく部屋が東向きで、海が目の前に見えるのにです。まぁいいけど。とりあえず、7時半の朝日は撮影しておきましたけどね。無理して早起きするより、ゆっくり休む方がいいと思いますし。

宿の朝食は8時ちょっと前から。部屋に電話があり、食事の用意ができたことを知らせてくれるので助かります。今朝の朝食も昨晩同様、トレイに入っている内地的料理。もちろんおかわりはできそうもなく、おにぎり計画はどうやらダメなようです。まぁ予定変更して明日久米に渡ることにしたので、今日の昼さえなんとかすればどうにかなるので我慢することにします。どっか商店でパンでも買うさぁ〜。ちなみに食べるところが過去にはあったらしいのですが、現在は確認できませんでした。 まぁ1日だけなので、商店のおばぁから買うさ〜。


部屋から朝日を一応見た
昨日でほとんどの場所回ってしまったので、今日はどうしようかと思いましたが、やっぱり一度も潜らないのはあかん!っと思い、いろいろ研究した結果、島の北側まで浜や岩場づたいで歩いていけば、リーフの近くまで行けることが分かりました。岩場も歩くので、粟国のマハナ以上に危険なのですが、とりあえずチャレンジしてみないとわからないので、行き当たりばったりですがチャレンジしてみました。
そもそもこの日は中潮で、明日が大潮。潮の状態はとてもよく、しかも干潮が正午付近。最高のコンディションでした。つまり干潮時なら普段海の場所も干上がっている可能性があるので、浜づたいで渡れる可能性があるということです。

東り浜から北へ向かい歩き始めると、予想通り干上がっていて難なく歩くことができそうです。しかし行けど歩けどリーフは遠いままで、岩場を越え、ビーチを越え、岩場を越え、ビーチを越え、岩場を越え、ようやく目的のビーチへと出ました。何分歩いたのでしょうか?1kmぐらい歩いたでしょうか。結局島の岬「シドの崎」と呼ばれる場所まで来てしまいました。ここなら数十メートルでエントリーできそうです。
岩場なので、ものも容易に置くことができたし、北側なので日影もあったので、休んだり、荷物を置いたりすることに事欠きませんでした。


遠くに見える岬のさらに崎まで

エントリーはしやすかった
さぁ用意もすませ、いざエントリー。潜ってみるとこれがいきなり驚いた。潜った瞬間百匹近い中型の魚の大群。こっちも驚いたけど、あっちはもっと驚いた様子で、あっという間に泳ぎ去っていきました。
リーフ自体も形状、深さなど変化に富んでおり、流れが速くて難しかったけど、すごくおもしろかったです。もっていたデジカメで写真を撮りまくりました。
とにかく魚の数が多く、何百匹もいる感じで、魚の大群に囲まれて、なんだか恐くなるくらいの魚の数でした。種類も豊富で、見たことがない種類もいくつも見ました。何より圧巻だったのが、魚の大群が全然逃げないこと。水中深くで岩場に捕まって海中を見ていると、魚の大群が縦横無尽に泳いでくるのです。
ここまでたくさんの魚を見たのは初めて!ってくらいの魚の数。陸からエントリーしてこれほどまでの魚の数は、そうそう見れないと思います。いままで船で行ったポイントよりも魚の数は多かったと思います。
まぁ珊瑚は死滅していましたが、でもどうにか生きている珊瑚も見ることができました。ちょっと安心。ほんの30分〜40分でしょうか。4,50枚は撮影したと思います。本当に久しぶりにいいものを見せてもらったって感じです。


が、デジカメを見るといつもの浸水。まぁいつものことかと思い、電源を切ろうとすると全く電源を切ることができない。これは本格的にやばい!っと思い、急いで浜に上がります。
まずはデータ。メモリを抜き出してみると、少々湿っていました。次に電池を抜き出してみると、水滴が垂れる始末。そして本体を見ると・・・至る所で水滴が付いていました。そして電源を入れてみると・・・ガガガガ・・・必死に起動しようとしているのですが、それもむなしく起動できません。再生モードでも全然液晶が付きません。
こりゃ完全にいかれた!って感じでした。

不思議とデジカメが壊れたことについては、まいっか!って感じでした。もともと夏のデジカメ流され事件で、そろそろ買い換え時かな?って思っていましたので。
何より心配だったのが、そのデータ。あれほどの水中の楽しさを、残せたか否かが重要です。でもデジカメでは再生できないので、早く宿に帰ってPCで確認したく、急いで宿へ帰りました。

その結果は・・・リアルタイム旅行記でもあるよう・・・全滅でした。そもそもエントリー最初から撮影できてなかったのか、浸水のせいでデータが全部吹き飛んだのかわかりませんが、データは真っ白でした。
さすがにこれはショックでした。あれだけの魚影をデータに残せなかったし、しかもその魚影自体、他に類を見ないほどだったので、残念です。何より、島で潜った証拠が無くなったことがショックでした。
しかもここは渡名喜。フィルムの水中カメラなど発売しているわけもなく、本当に渡名喜の海の中を形に残すことができなくなったわけです。ショック!!!

のこりわずかですが、これからデジカメと水中キットは無用の長物となったわけで、意味のないものを持ち歩かねばならないのがなおさら辛いです。一応、日干しして乾燥だけはさせておきますが、まぁ再度使えるようになることはないでしょうね。
今までこのデジカメ、2度死んでいますが、その2度とも奇跡の復活したのですが、その2度とも液晶の不良のみ。今回は液晶以前に本体そのものですからね。そりゃ日干ししたくらいじゃ復活はできないでしょう。
もう心の中で、「オークションにでもジャンク品で出して処分するかな?」っと思っていました。さぁ次は何を買おうかな〜っとさえ思っていました。何事も前向きに!前向きに!できれば次は、水中キットはもうやめたいので、デジカメ自体が水中仕様のもの、ないかなぁ〜。防水も10m程度でいいんだけど・・・
それは帰ってから、次の旅行まで考えましょう。まぁ次の旅行で潜ることになるのは来年の春でしょうしね。まだまだ先の話です。


サヨナラIXY-DIGITAL
結局こんな事件があったので、午後はめちゃくちゃ暇になりました。とりあえず、島をぶらぶらするも、あっという間に回ってしまう、この狭い島。午後2時には宿に戻り、ずっと昼寝をしていました。
するとそとではスコールが2度ほど。宿に戻っていたので非常にラッキーでした。スコールなので、時間は短いですがかなり激しかったです。そういえば、今回の旅行で初めてまともな雨を見ました。そういえば、これまでずっと晴れ続き、しかも快晴続きだったから。
でも天気予報では今夜から明日朝にかけて雨らしいです。ちょっと移動日なので不安。逆に移動日だからこそ、雨降られても割り切れるって考えもありますけどね。それ以降はまたずっと晴れ続きらしいので、明日さえ乗り切れば最後まで大丈夫でしょう。

結局、雨は降ったり止んだりあったのえ、この後外出はせず、宿でののんびりしていました。でも特に雨も強く降ることもなかったし、稲光もかなり遠かったので、特に気にしていませんでした。もちろん、夕日なんかもはなから期待してませんでしたし。


ちゅらさんオープニングの島「入砂島」
そして意外な時間にその光景が訪れました。 午後9時。そろそろ寝ようか(南の島の夜は早い)と思っていて、電気を消したら不思議と外が明るい。別に音もなかったので、雷でもないでしょうし、なにかな?っと思って外を見たら・・・東の空にとてもきれいな稲光のショーが始まっていました。
それは真っ暗な夜空に、遠く真っ白に光る稲光。遠くなので音もなく、恐怖感はありません。
なによりこの天体ショー。ものすごいきれいでした。思わず見入ってしまい、急いでデジカメの準備をし撮影しまくりました。しかに相手が稲光なので、なかなかタイミングをつかめません。加えてデジカメはシャッター降りるまでの時間がかかるので、瞬間瞬間を撮影するのにはもちろん不向き。なので、一瞬の稲光を撮影しようなどとはかなり困難。
だから最初っから狙って撮影するのはあきらめ、適当にシャッター切りまくりました。そこがデジカメのいいところ。何枚撮っても所詮データ。あとでいくらでも削除もできるので、好きなだけ撮影しました。それでもタイミングが全くつかめず、結局「これは最高!」ってシーンは撮影できませんでした。
まぁ「こんなもんかな?」ってのは撮れましたので、ご歓談下さい。

結局そんなシーンは1時間ぐらい続いたでしょうか。島自体には雨が降っておらず、上空は月明かりも出ていましたしね。不思議な天気でした。こんなシーンを余すことなくお見せできればと思いましたが、ビデオカメラ持ってないですからね〜。
デジカメの動画機能もありますが、あまり良くないですからね。だからさっきの画像で我慢してください。
こうして神秘的な夜は更けていくのでした。


真夏?の夜の夢

光はあれど音は無し

なかなか撮影大変でした
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